2018.02.26
第7回自由報道協会賞は2016年12月27日から2017年12月26日までの期間に取材、報道、評論などの活動を行い、ジャーナリズムの信用と権威を高めた作品を対象に顕彰を行います。公募と選考委員による推薦を経て別掲の4作品がノミネートされました。一般からの投票を参考に2月19日に選考委員による選考会が開かれ、次の作品が大賞に決定しました。
伊藤詩織『Black Box』(文藝春秋)
【選考理由】
世界的な流れとなった#Me Too運動の日本での先駆けとなった。被害体験や犯罪告発ではなく、性犯罪を取り巻く司法の問題などをジャーナリズムの手法で掘り下げ、提言している点で社会的広がりと意味のある作品に仕上がっている。一般投票において伊藤氏の作品に対する票が9割を超えていたことが、なによりそれを物語っている。
平成30年2月26日
公益社団法人自由報道協会 アワード選考委員会