第8回自由報道協会受賞作品決定!

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2019.03.19

第8回自由報道協会賞は2017年12月27日から2018年12月26日までの期間に取材、報道、評論などの活動を行い、ジャーナリズムの信用と権威を高めた作品を対象に顕彰を行います。

一般投票およびアワード選考委員会最終選考を経て、第8回自由報道協会賞は本間 龍氏『ブラックボランティア』(角川新書)、田中龍作氏『安倍総理の真備町水害者避難所訪問の裏側』2作品が大賞に決まりました。

また授賞式の日程が決まり次第、HPやSNSに掲載致します。

【選考理由】本間 龍氏『ブラックボランティア』(角川新書)

「東京五輪は、数々の嘘と札束で招致した『汚れた祭典』である。巨利を貪る電通やJOCのオリンピック貴族の陰で、11万人といわれる舞台裏を支える若いボランティアたち(高齢者は募集は歓迎されていない)は、酷暑の下、10日間も拘束され、宿泊にかかる費用は自己負担という、ブラック企業顔負けの条件で働かされる問題を、いち早く『ブラックボランティア』(角川新書)で指摘した。五輪スポンサーに名を連ねる大手メディアは、この問題にいまだ沈黙したままである」

【選考理由】田中龍作氏『安倍総理の真備町水害者避難所訪問の裏側』

「人の行く裏に道あり。これはフリージャーナリストが既成マスコミと伍していくために必要な視点である。安倍首相が河川決壊で多数の死者を出した倉敷市真備町の避難所を訪問した際、マスコミ所属のカメラマンたちに2階席から撮るよう指定し、その前で、ありきたりの言葉を避難者たちに投げかける姿を取らせた。田中氏は安倍首相の背後から撮った1枚の写真で政権とマスコミの癒着構造を見る者に知らしめた。見事である」

 

平成31年3月19日
公益社団法人自由報道協会 アワード選考委員会
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